8月時点のインターン参加率は約6割。昨年度より+8ptアップ。他－〔ブンナビ編集部／ブンナビ学生アンケート 24卒の就活進捗状況の報告〕

ブンナビでは、登録学生を対象にしたアンケートを定期的に実施しています。今回は、2022年8月調査の結果より抜粋してご報告いたします。詳細情報は、各大学担当・弊社ＨＰ宛にお問い合わせください。

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[１] 8月時点のインターンシップ参加率は約6割。昨年度より+8ptアップ。
[２] 夏インターン参加希望企業の平均は5.5社。10社以上参加希望は約20％。
[３] 入学当初からコロナ禍の24卒。「ガクチカ」不足に対しての考え。

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│１│ 8月時点のインターンシップ参加率は約6割。昨年度より+8ptアップ。
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▼24卒学生のインターンシップの参加状況について調査した結果、「既に参加した」との回答が57.1％（昨対比＋7.8pt）で昨年度よりも参加済の割合が増える結果となった。
また、未参加でも「これから参加する」「これから参加したい（応募中）」を合わせると90％以上の学生がインターンシップに対してアクションしていることになる。

【問】インターンシップに参加したいと思いますか。（択一）
※1dayのものも含みます

回答 《昨対比》 選択肢
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57.1％《+7.8》既に参加した
22.5％《-0.2》未参加・これから参加する
12.0％《-3.6》未参加・これから参加したい（応募中）
6.5％《-3.6》未参加・これから参加したい（未応募）
1.9％《-0.4》未参加・参加したいと思わない
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さらに、インターンシップに参加する目的についても調査したところ、1位「企業理解」2位「業界理解」は昨年度と変わらない結果となった。今回、大きく増加したのは「選考に有利だと思うため」で、50.8％（昨対比+10.4pt）と約半数の学生は選考に有利になるためにインターンシップに参加しているようだ。

【問】インターンシップに参加する目的を教えてください。（複数選択）

回答 《昨対比》 選択肢
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76.4％《- 1.6》企業理解
68.2％《+ 2.3》業界理解
53.8％《+10.4》選考に有利だと思うため
50.6％《- 6.6》社風を知りたい
47.2％《- 1.7》就業体験
19.5％《- 1.1》不安だから
14.2％《+ 1.2》ネタ作り
10.7％《- 0.9》周りがやっているから
6.0％《+ 0.8》なんとなく
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│２│ 夏インターン参加希望企業の平均は5.5社。10社以上参加希望は約20％。
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▼夏インターンに参加したい「企業数」について調査した。
結果は「3社」「5社」が同率1位で19.2％で、3位は「10社」となった。10社以上を合計すると20.0％となり、インターンシップのオンライン開催が定着したことも影響していそうだ。

【問】夏（6～9月）開催インターンシップに、何社くらい参加したいですか。
（択一）

回答 選択肢
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3.7％ 1社
12.7％ 2社
19.2％ 3社
11.4％ 4社
19.2％ 5社
5.3％ 6社
5.7％ 7社
2.0％ 8社
0.8％ 9社
14.7％ 10社
0.0％ 11社
0.4％ 12社
1.2％ 13社
0.0％ 14社
0.0％ 15社
3.7％ 16社以上
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平均　5.5社
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またインターンシップに実際に参加した「期間」についても調査したところ、「2～4days」が29.7％（昨対比＋5.1pt）と昨対よりも増えていることがわかった。

【問】参加したインターンシップの期間を教えてください。（複数選択）

回答 《昨対比》 選択肢
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84.9％《-4.2》1day
29.7％《+5.1》2～4days
10.3％《+0.8》5days以上
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増加の理由としては以下のような二点のことが考えられそうである。

一つは、新型コロナの影響で複数日開催が厳しかった昨年度と比べて、開催しやすくなったこと。これは企業側の新型コロナの対策をしつつ開催するための、ノウハウが蓄積されてきているからと考えられる。

もう一つは、前述でインターンシップ参加の目的「選考に有利だと思うため」が増加したとお伝えしたが、その点が関係しているのではないかと考える。「1day開催」よりも「数日間開催」で充実した内容の方が『選考につながりそう』と考えるのではないだろうか。

企業研究・業界研究の理解度が深まることはもちろん、就業体験やグループワーク、それに対してのフィードバックなど内容が充実している方が、自身の理解度も上がりつつ、企業の担当者に対してアピールするチャンスがあるのではないか。そのまま選考につながるのではないか。と考え複数日開催のインターンシップへの参加を希望する学生が増加したのではないだろうか。せっかく時間を費やしてインターンシップに参加するなら、何かしら「+α」で自分に有益を得られる方を選ぼうというコスパのよい就職活動を好む傾向があるのかもしれない。

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│３│ 入学当初からコロナ禍の24卒。「ガクチカ」不足に対しての考え。
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▼入学当初からコロナ禍の24卒は「ガクチカ」が不足している。と言われているが実際、学生の感覚値としてはどうだろうか？現状の「ガクチカ」に対しての思いを調査した。

【問】あなたは「学生時代に力を入れたこと（通称ガクチカ）」を、
用意できていると思いますか。（択一）

回答 選択肢
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15.4％ 十分に自信がある
37.0％ ある程度自信がある
33.0％ 余り自信がない
14.5％ 全く自信がない
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【問】コロナウイルスによる影響がなかったとしたら、ガクチカは十分に
準備できたと思いますか。（択一）

回答 選択肢
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45.1％ はい
（コロナウイルスによる影響で、不十分になった・準備できなかった）

54.9％ いいえ
（コロナウイルスによる影響に関係なく、準備できた／できなかった）
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まずは、ガクチカの自信についての設問は「自信がある」は合計52.5％、「自信がない」は合計47.5％と若干自信がある学生が多いようだ。

また「もし、コロナウイルスによる影響がなかったら」ガクチカは十分に準備できたと思うか。という問いに対しても、コロナウイルスの影響で十分に準備できなかったと回答したのが、45.1％と半数以下となった。学生はコロナウイルスの影響の有無に関わらず、しっかり向き合って準備している学生が多いようだ。

さらに、ガクチカ不足を補うために活動しようとしていることについても調査したところ、「インターンシップ」「ゼミ・研究活動」「資格取得」が上位3位までの結果となった。

【問】ガクチカを補うために、これから行おうとしていることはありますか。
（複数選択）

回答 選択肢
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53.7％ インターンシップ
44.8％ ゼミ・研究活動
31.5％ 資格取得
31.2％ アルバイト
20.1％ 部活動・サークル活動
14.5％ ボランティア活動
14.5％ 趣味
12.7％ 学業・受験
12.3％ 特に予定していない
8.3％ 交友関係・プライベート
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※上位10位を掲載

▽今回から、24卒のアンケートの内容となるが、初回はインターンシップの参加状況を中心にご紹介した。

年々、インターンシップ参加は早まっているとお伝えしているが、今年も8月時点で既に50％以上の学生は参加している状況となった。
印象的だったのは、インターンシップへの参加目的が「選考に有利だと思うため」が昨年度から大きく増えている点だ。学生にとってインターンシップへの参加は「企業理解」「業界理解」「就業体験」という意味合いから「選考のため」という明らかに採用活動に直結する考え方が、行動の動機となってしまっている。

実際、25卒より『一部インターンシップ』に限り、インターンシップ時に取得した学生の情報を採用活動に活用したよいという、新ルールが政府より発表されている。正しく情報が伝わらない影響により、今後学生のインターンシップに対しての考え方がより「採用のためのインターンシップ参加」に流れてしまわないかが懸念される。

とはいえ、オンライン開催が定着した近年、多くの企業のインターンシップに参加することも可能になってきている。貴重なこの期間に、様々なことを学び多くの経験を積んで自身の就職活動の原動力にしていただきたい。

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■出典元（就職情報研究所）
https://www.careerpartners.co.jp/laboratory/enquete/25.html
【2024卒】学生アンケート調査【8月版】より