2022.07.12メールマガジン
6月時点の内々定保有率は80%。昨年度より増加傾向〔ブンナビ編集部/ブンナビ学生アンケート 23卒の就活進捗状況の報告〕
ブンナビでは、登録学生を対象にしたアンケートを定期的に実施しています。
今回は、2022年6月調査の結果より抜粋してご報告いたします。
詳細情報は、各大学担当・弊社HP宛にお問い合わせください。
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[1] 6月時点の内々定保有率は80%。昨年度より増加傾向。
[2] 内々定保有者、就活を6月末まで「続けない」約7割。
[3] 内々定先への不安「自分の能力が通用するか」「人間関係」が上位。
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│1│ 6月時点の内々定保有率は80%。昨年度より増加傾向。
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▼6月のアンケートより「内々定の数」を調査した結果、1社以上内定を持っている80.6%となり、昨年度の75.8%と比べると+4.8ptと、昨年度より多い傾向となった。2社以上の内定を持っている割合も49.8%となっており、約半数の学生は複数内定を持っている状況のようだ。
【問】これまでもらった内々定の数を教えてください。(択一)
回答 《昨対比》 選択肢
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19.4%《-4.8》0社
30.8%《+2.5》1社
16.8%《-4.8》2社
14.0%《+2.7》3社
8.2%《+2.4》4社
10.7%《+2.0》5社以上
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平均:1.9 社《+0.2》
また、内々定を獲得した企業のインターンシップ参加の有無について調査した結果、インターンシップに参加した割合は半数を超える程度という結果となった。さらにインターンシップに参加した内、約40%は複数回参加しており、特に3回以降参加は微増傾向となっている。何回も参加することで相互理解を深めていき、内々定につながったケースと考えられそうだ。
【問】内々定を獲得した企業のうち、インターンシップに参加した企業は
ありますか。(択一)
回答 《昨対比》 選択肢
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52.5%《-0.3》はい
47.5%《+0.3》いいえ
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【問】「はい」を選んだ方に質問です。 その企業のインターンシップに
何回参加しましたか。(択一)
回答 《昨対比》 選択肢
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61.3%《-4.8》1回
19.9%《-0.3》2回
8.8%《+2.4》3回
9.9%《+2.7》4回以上
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平均:1.7 回《+0.1》
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│2│ 内々定保有者、就活を6月末まで「続けない」約7割。
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▼内々定保有者に対して、就職活動を6月末まで続けるかを聞いたところ「続けない」と回答した割合が約70%という結果となった。
【問】すでに内々定をお持ちの方に質問です。6月末まで就職活動を続ける
予定ですか。(択一)
回答 《昨対比》 選択肢
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23.8%《-1.8》続ける
68.1%《+2.6》続けない
8.1%《-0.8》わからない
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一方、就職活動を「続ける」と回答した学生に理由をきくと、「他の企業もみておきたい(51.2%)」「内定先に不安が残る(46.3%)」「第一志望企業の選考がまだ終わっていない(45.1%)」が上位3位までの回答となった。
【問】上記で「続ける」と答えた方に質問です。その理由を教えてください。
(複数選択)
回答 《昨対比》 選択肢
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51.2%《-3.8》他の企業もみておきたいから
46.3%《+6.3》内定先に不安が残るから
45.1%《-6.5》第一志望企業の選考がまだ終わっていないため
37.8%《-3.9》複数内定を持ったうえで比較したいから
2.4%《-2.6》友人・知人がまだ続けているから
2.4%《-5.9》親の意向
9.8%《+3.1》その他
0.0%《+0.0》なんとなく
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│3│ 内々定先への不安「自分の能力が通用するか」「人間関係」が上位。
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▼内々定先について感じている不安を尋ねたところ「自分の能力が通用するか(37.4%)」「人間関係(36.2%)」「配属先(勤務地)(31.0%)」が上位3位までの回答となった。
一方「不安はない」が、11.3%(昨対比+8.8pt)と昨対比から増加傾向が見られた。
【問】内定をお持ちの方に質問です。現在の受諾(予定)企業についての
不安を教えてください。(複数選択)
回答 《昨対比》 選択肢
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37.4%《-3.5》自分の能力が通用するか
36.2%《-0.4》人間関係
31.0%《-0.9》配属先(勤務地)
25.5%《+4.2》配属先(部署・職種)
20.3%《-6.5》会社の将来性
17.1%《-5.5》社風
13.3%《-10.5》入社予定先がブラック企業の可能性
11.3%《-0.2》大学を卒業できるか
2.0%《-5.2》内定先について親の理解(承諾)が得られるか
4.3%《-5.4》その他
11.3%《+8.8》不安はない
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入社までの期間でフォローしてほしい点についても調査したところ、「内定者懇親会の開催(65.2%)」や「採用担当や役員との面談(40.2%)」が上位にきた。この結果は、前述の『不安に感じている部分』で上位の回答(「人間関係」「自分の能力が通用するか」)に対するフォローを内定者は必要としていると読み取れそうだ。
【問】内定から入社までの期間、入社予定先からフォローしてほしいことは
ありますか。(複数選択)
回答 《昨対比》 選択肢
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65.2%《+1.6》内定者懇親会の開催
40.2%《+5.3》採用担当や役員との面談
35.0%《-1.7》オフィス・工場・研究所などの見学会
32.7%《-7.6》内定者研修の開催
30.1%《-8.6》内定者専用コミュニティ(SNS等)の設定
13.1%《-5.3》定期的な電話でのフォロー
0.7%《-10.6》その他
9.3%《+9.0》特にフォローしてほしいことはない
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▽今回は6月アンケートより、内定者に対して「内定先のインターンシップ参加状況」「内定先への不安」などをピックアップして紹介した。内定取得率は昨年度より早く進んでいる傾向で、さらに複数内定を持っている割合も多い結果となった。
また「内定を取得した企業のインターンシップに複数回参加している」割合が、少しではあるが増えているのが印象的だと思った。
インターンシップに複数回参加に、企業理解が十分に深まった状態で選考に臨み内定を獲得する。上記の状態なら、ミスマッチや働き始めてからのギャップも少なく、結果働き続けることができそうだ。
短期間で効率的に就職活動を行う傾向と思っていたが、今回の結果をみているともしかしたら意識が変わってきているのかもしれない。(単純に、オンラインでの短期インターンシップでは不十分で、複数回参加しないと理解が深まらなかったということも考えられそうでもあるが・・・。)
現在も就職活動を継続している学生もまだ多くいることだろう。友人が内定をもらっていたり、就職活動に関する報道を見て焦ったり、落ち込むこともあるだろう。周りの情報に振り回されることなく根気強く続けて、納得のいく就職先を見つけていただきたい。
なお、今回で23卒向けのアンケート調査については最後の回となります。
次回からは24卒向けのアンケート調査よりお伝えします。
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■出典元(就職情報研究所)
【2023卒】学生アンケート調査【6月版】より
https://www.careerpartners.co.jp/laboratory/enquete/21.html
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