2021.07.06メールマガジン

「内々定保有率73.1%、就活終了も約40%」他〔ブンナビ学生アンケート 22卒の就活進捗状況の報告〕

ブンナビでは、登録学生を対象にしたアンケートを定期的に実施しています。
今回は、2021年5月調査の結果より抜粋してご報告いたします。
詳細情報は、各大学担当・弊社HP宛にお問い合わせください。

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[1] 5月時点の内々定保有率73.1%、「就職活動終了」は約40%昨対比増
[2] 内定先企業への不安「自分の能力が通用するか」が35.3%で1位。
[3] 親との関わり「よかったこと」上位は金銭面の援助、普段通り接する。
[4] 就職課を「利用したことがない」学生3割超。新型コロナの影響で増加傾向
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│1│ 5月時点の内々定保有率73.1%、「就職活動終了」は約40%昨対比増
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▼5月のアンケートで「内々定の取得状況」について調査した結果、
1社以上、内々定を持っている割合は、73.1%(昨対比+0.5pt)と
70%以上の学生が内々定を取得している結果となった。

【問】これまでもらった内々定の数を教えてください。(択一)

回答 《昨対比》 選択肢
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26.9%《-18.7》0社
34.1%《+ 4.6》1社
21.2%《+ 5.0》2社
8.5%《+ 3.8》3社
4.9%《+ 2.9》4社
4.4%《+ 2.4》5社以上
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また就職活動状況についての設問に関しては「就職活動終了した」と回答した
割合が、38.7 %(昨対比+18.7pt)と大幅に昨対比から増えており「内定を
持っているが就職活動を続けている」と回答した割合の合計、31.3 %よりも
上回る結果となった。

【問】現在の就職活動状況を教えてください。(択一)

回答 《昨対比》 選択肢
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29.9%《-17.3》 まだ内定をもらっていないので、就職活動継続
11.0%《+ 1.0》 現在の内定先は不満なので、就職活動を続ける
20.3%《- 2.4》 現在の内定先に不満は無いが、就職活動を続ける
38.7%《+18.7》 就職活動終了した
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│2│ 内定先企業への不安「自分の能力が通用するか」が35.3%で1位。
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▼内定をもらった企業に対しての不安について調査した結果「自分の能力が
通用するか」35.3%が、「配属先」「人間関係」「会社の将来性」を抑え、
僅差ではあるが1位の結果となった。

【問】内定をお持ちの方に質問です。現在の受諾(予定)企業についての
不安を教えてください。(複数選択)

回答 選択肢
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35.3% 自分の能力が通用するか
33.1% 配属先(勤務地)
31.6% 人間関係
30.1% 会社の将来性
22.9% 入社予定先がブラック企業の可能性
20.7% 社風
19.9% 配属先(部署・職種)
13.5% 不安はない
9.4% 大学を卒業できるか
6.4% 内定先について親の理解(承諾)が得られるか
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また、以下の設問「就職先に対してこだわる事」について調査した結果の中で
9位の「大学で学んだことを活かせる」25.3%(昨対比+7.8pt)に注目したい。
順位としては9位だが、昨対比からの増加という点においては、2位の「職種」
64.0%(昨対比10.2pt)の次に多い。
大学で学んできたことを社会に出て活かせるかどうかに重きを置いて職業を
選択しようとする層が増え、その結果、内定後の不安でも「自分の能力が
通用するか」が上位にきたのかもしれない。

【問】あなたが就職先に対してこだわる事をすべて選んでください。(複数選択)

回答 《昨対比》 選択肢
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67.6%《+ 7.4》 業種
64.0%《+10.2》 職種
52.7%《- 2.7》 給与
42.6%《+ 5.5》 土日祝日が休み
33.0%《+ 5.0》 企業規模
31.6%《+ 6.3》 女性が活躍している
28.6%《+ 1.7》 残業が少ない
25.3%《+ 1.1》 勤務地が限られている
25.3%《+ 7.8》 大学で学んだことを活かせる
22.3%《+ 0.3》 知名度が高い
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※上位10位までの選択肢を掲載

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│3│ 親との関わり「よかったこと」上位は金銭面の援助、普段通り接する。
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▼就職活動において保護者とのかかわりでよかったこと・嫌だったことを調査
した結果、対照的な結果となった。
まず『良かったこと』の上位は金銭的な援助、普段と同じ態度で接してくれた、
食事や生活面でのサポートなど、上位7位までがほぼ30%以上と、高い回答数と
なった。

【問】保護者とのかかわりで良かったことを教えてください。(複数選択)

回答 選択肢
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55.8% (スーツ代や交通費等)金銭的・物質的援助をしてくれた
44.8% 自分の活動を肯定し、普段と同じ態度で接してくれた
41.2% 食事面・生活面の援助をしてくれた
37.4% 励まし、癒し、心の支えになってくれた
34.3% 保護者としての意見をくれた
30.8% (必要な時以外)何も口出しをされなかった
29.9% 社会人としての意見をくれた
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※上位7位までを記載

一方『嫌だったこと』については「嫌だったことはない」が63.2%と
半数以上の回答となり、2位以降も15%未満となった。

【問】保護者とのかかわりで嫌だったことを教えてください。(複数選択)

回答 選択肢
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63.2% 嫌だったことはない
13.7% 保護者としての意見を押しつけてきた
5.5% 社会人としての意見を押しつけてきた
5.5% 就職活動の進め方について意見された
5.2% 志望職種について意見された
4.9% 同年代の親戚・知人などと比べられた
4.7% 保護者や他の世代の人・兄弟などと比べられた
───────────────────
※上位7位までを記載

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│4│ 就職課を「利用したことがない」学生3割超。新型コロナの影響で増加傾向。
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▼新型コロナウィルスの影響で、キャリアセンターを利用したことがない
学生が増加傾向であることが以下の設問よりわかった。
「利用した事がない」と回答した割合は36.8%(昨対比+12.3pt)と、
3割以上の学生は利用せずに就職活動を行っているようだ。理由としては大学に
行く機会自体も減ったため、足も遠のいている原因のようだ。
一方、人と会う機会が減ったからこそ、就活に関する相談をしたいが、予約が
取れなくて利用できない。という声もあった。

【問】皆さんが所属する大学の就職支援に関する質問です。
就職課(またはキャリアセンター)を利用していますか。(択一)

回答 《昨対比》 選択肢
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19.5%《+ 0.2》 頻繁に利用している(5回以上)
43.7%《-12.5》 利用した事がある(5回未満)
36.8%《+12.3》 利用した事がない
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≪利用している理由≫
・ESや履歴書の添削をしてくれるから
・1人で就職活動をしている感じがしたため
・客観的なアドバイスが欲しいから
・メンタルケアをしてもらうため

≪利用した事がない理由≫
・コロナ禍で大学に行く機会が減ったため
・オンライン対応になったから
・なかなか予約を取れなかったから
・何を相談すればいいのか分からない

▽今回は5月のアンケートより「内定の取得状況」「就職活動状況」や
「親との関わり」「キャリアセンターの利用」についての調査より抜粋した。
4月に入り、一気に内定を取得した学生が増えたことからも1つ大きなピークを
迎えた印象を受ける。
昨対比から比べて就職活動を終了した割合が増加している点も、特徴的だ。

また、新型コロナウィルスの影響で変化し続ける状況の中での就職活動では、
保護者の理解や関わり方、キャリアセンターの方のサポートは様々な局面で
就活生にとって非常に重要な存在となるのは間違いないだろう。

変化する状況の中で、学生の苦労は例年以上のものだろう。我々大人たちも
柔軟に対応し、就職活動を続ける学生をサポートし続けることが求められる。

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