2021.01.19メールマガジン

〔ブンナビ編集部/ブンナビ学生アンケート 22卒の就活進捗状況の報告〕-12月の就職活動調査について「採用選考、エントリー約40%で昨対比増」他

ブンナビでは、登録学生を対象にしたアンケートを定期的に実施しています。今回は、2020年12月調査の結果より抜粋してご報告いたします。
詳細情報は、各大学担当・弊社HP宛にお問い合わせください。

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[1] インターンシップ参加率、約80%で概ね昨年と同等程度に
[2] 採用本選考への参加、エントリー約40%で昨対比増、
選考スケジュール前倒しの傾向か
[3] 採用フローのオンライン化について「一次面接」も
『許容する』と回答が55%超
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│1│ インターンシップ参加率、約80%で概ね昨年と同等程度に
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▼12月のアンケートで「インターンシップの参加状況」について調査した結果、「既に参加した」77.5%(昨対比-2.5pt)と昨年度の同時期の80%と同等程度になったことがわかった。

【問】インターンシップに参加したいと思いますか。(択一)

回答 《昨対比》 選択肢
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77.5%《-2.5》 既に参加した
5.3%《-3.9》 未参加・これから参加する
6.1%《+1.1》 未参加・これから参加したい(応募中)
9.0%《+4.3》 未参加・これから参加したい(未応募)
2.1%《+1.0》 未参加・参加したいと思わない
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また、インターンシップに参加した学生を対象に「参加したインターンシップで選考に直結したものはあったか」という設問をしたところ「選考に直結していた」29.5%(昨対比+5.0pt)と、約3割がインターンシップから選考に直結していたとの回答となった。

【問】「既に参加した」を選択した方にお聞きします。
参加したインターンシップで選考に直結したものはありましたか。(複数選択)

回答 《昨対比》 選択肢
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29.4%《+5.0》 選考に直結していた
44.4%《-2.0》 何かしら選考に関連しているようだった
36.5%《-1.8》 特に選考とは関係なさそうだった
15.4%《+6.0》 よく分からない
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│2│ 採用本選考への参加、エントリー約40%で昨対比増、
│ │ 選考スケジュール前倒しの傾向か
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▼12月調査時点での採用本選考の参加状況について調査した。結果「プレエントリーをしたことがある」38.9%(昨対比+12.1pt)「エントリーシートを提出したことがある」38.1%(昨対比+11.7pt)と昨対比より10ptも多く約40%が採用本選考にエントリーしていることが分かった。トピックス1でも述べたように、インターンシップから選考への直結が増加していることも影響していそうだ。

【問】インターンシップ選考以外で、既に本選考に参加したことはありますか。
経験したことがあるもの全てお答えください(複数回答)

回答 《昨対比》 選択肢
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38.9%《+12.1》 プレエントリーをしたことがある
38.1%《+11.7》 エントリーシートを提出したことがある
27.0%《+ 6.2》 面接に参加したことがある
5.8%《+ 1.5》 内定をもらったことがある
0.5%《- 1.0》 内定を辞退したことがある
42.1%《-11.6》 本選考に参加したことがない
2.1%《- 0.2》 その他
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│3│ 採用フローのオンライン化について「一次面接」も『許容する』と
│ │ 回答が55%超
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▼コロナ禍の影響により採用の場面においてもオンライン化が進んできているが、学生から見て選考フローで『許容する』もの『望ましい』ものについて調査した。『許容できる』結果は「一次面接」56.6%と半数を超えたが「二次以降~最終面接前」からの選考は、40%未満となった。「一次面接」まではオンライン選考を許容できる範囲でそれ以降の面接では抵抗感があるようだ。

【問】企業の採用でオンライン化を『許容する』部分を教えてください(複数選択)

回答 選択肢
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77.5% インターンシップ選考
58.5% インターンシップ
82.8% 説明会
70.6% 座談会・面談(非選考)
56.6% 一次面接
37.0% グループワーク・グループディスカッション
32.3% 二次以降~最終面接前
19.3% 最終面接
1.9% あらゆる段階で、オンライン化は許容しない
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▼また『望ましい』と思うトップは「説明会」の73.0%で、説明会はオンラインでの参加を望んでいる声が多いようだ。その一方で「あらゆる段階で、オンライン化は望ましいとは思わない」8.2%と約10%が採用フローのオンライン化に対して望ましくないという回答となった。

【問】企業の採用でオンライン化が『望ましい』と思う部分を教えてください(複数選択)

回答 選択肢
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59.3% インターンシップ選考
37.0% インターンシップ
73.0% 説明会
53.7% 座談会・面談(非選考)
36.2% 一次面接
20.6% グループワーク・グループディスカッション
16.9% 二次以降~最終面接前
10.3% 最終面接
8.2% あらゆる段階で、オンライン化は望ましいとは思わない
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【問】上記の理由を教えてください。(自由記述/任意) ※回答より一部抜粋

≪説明会≫
・多くの企業を効率的に見るのはオンラインのほうが適している。
・説明会は興味がまだない企業も聞くため、自宅で気軽に聴きたい。
・遠方にいく交通費や時間を考えると、説明会に気軽に参加できるオンラインはありがたいし、参加の機会も増えると思う。

≪あらゆる段階で、オンライン化は望ましいとは思わない≫
・オンラインよりも実際に行った方が雰囲気等がしっかりわかるから。
・対面ならではの緊張感など感じるものがあるから。
・オンラインだと自宅のネット環境や、場所などの問題があり人によって臨める力が変わってしまうため。

▽今回は12月のアンケートより「インターンシップから選考への参加」や「選考のオンライン化に対しての意識」についての調査より抜粋した。インターンシップの参加状況は12月になりようやく21卒とほぼ変わらない割合となった。
一方、21卒と比べるとインターンシップから選考に直結していた割合が増えており、採用本選考のスケジュールが前倒しになっている傾向がみられた。

また「採用選考のオンライン化」の許容範囲については「一次面接」までは許容するが、二次以降の面接や、グループワーク・グループディスカッションについては、抵抗感がある結果となった。

22卒の学生は昨年春から大学の授業をはじめ、インターンシップの参加まで「オンライン」で受けてきた経験値がある。そのため「オンライン化」で得られる利点も、難しいと感じる部分も分かってきている。未曾有の状況下で得た経験を活かし、自信をもって採用選考に臨めるよう準備を進めていただきたい。

新年を迎えてもなお新型コロナウイルスの感染拡大が著しく、いまだに不安な状況が続いている。体調管理はもちろん、状況を冷静に判断し行動出来ることが、これからの時代ますます求められる素養ともいえそうだ。

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