2025.02.04メールマガジン

12月時点の就活状況「本選考の面接参加」40%超えで昨対比増 他〔ブンナビ編集部/ブンナビ学生アンケート 26卒の就活進捗状況の報告〕

ブンナビでは、登録学生を対象にしたアンケートを定期的に実施しています。
今回は、2024年12月調査の結果より抜粋してご報告いたします。詳細情報は、各大学担当・弊社HP宛にお問い合わせください。

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[1]12月時点の就活状況「本選考の面接参加」40%超えで昨対比増
[2]第一志望の企業が「絞り込めていない」のは約30%程度
[3]身に付けたいスキル「営業力・コミュニケーション力」が60%

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│1│ 12月時点の就活状況「本選考の面接参加」40%超えで昨対比増
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▼12月の調査で就職活動の状況を調査した。
特に注目したいのは、昨対から増加傾向が目立っている項目だ。
「採用本選考の面接参加」40.0%(昨対比+6.2pt)が一番大きく伸びており、
「採用本選考のES・書類提出」37.9%(昨対比-0.4pt)よりも多い割合と
なった。昨年度よりもすでに選考が進んでいることがわかる。
また「採用本選考の内定取得」13.8%(昨対比+4.5pt)も昨年度から
伸びており、2024年の12月時点ですでに15%に近づく勢いで内定を取得して
いることになるようだ。

【問】前月の1か月間で、あなたがおこなった事、
   経験した事をすべて選んでください(複数選択)

回答 《昨対比》 選択肢
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45.5%《-2.8》インターンシップ(オープンカンパニーを含む)参加
40.0%《+6.2》採用本選考の面接参加
37.9%《-0.4》採用本選考のES・書類提出
34.5%《-3.8》学外の就活講座・イベント
26.9%《-2.8》採用本選考の新規企業エントリー(インターン応募を除く)
26.2%《-4.3》学内の就職ガイダンス参加
22.8%《-1.0》採用本選考の企業セミナー(インターンを除く)
23.4%《+2.3》就職部・キャリアセンターに訪問・相談
21.4%《-4.3》学内の就活講座・イベント
16.6%《+0.9》企業からの連絡で社員と会う
13.8%《+4.5》採用本選考の内定取得
9.0%《+3.8》特に活動はしていない
6.2%《-2.7》OB・OG訪問(自発的に行ったもの)
4.8%《+3.3》採用本選考の内定承諾
3.4%《+0.8》就職活動終了
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│2│ 第一志望の企業が「絞り込めていない」のは約30%程度
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▼12月時点で学生の志望企業の決定状況について調査した結果、
約70%の学生は、何社か志望企業をあげられる状態のようだ。
この数値は昨年と比較しても大きく変わらないが「第一志望の企業名を
はっきりと言える」30.3%(昨対比+4.7pt)の割合が少し増加しており、
昨年度よりもはっきりと志望企業が決まっている割合が増えている状況の
ようだ。

【問】現在、志望企業は明確ですか(択一)

回答 《昨対比》 選択肢
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30.3%《+4.7》第一志望の企業名をはっきりと言える
37.2%《-5.5》第一志望群として数社あげられる
32.4%《+0.8》絞り込めていない
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また志望業界についても調査したところ「メーカー(生活関連:食品・住宅
など)」40.0%(昨対比+6.2pt)と1位となっており、
同じメーカーでも(エレクトロニクス:機械・電子機器・自動車など)や
(資源:鉄鋼・繊維など)の分野とは大きく差を広げた結果となっている。
さらに2位の「通信・情報・インターネット」18.6%(昨対比-2.2pt)や、
3位の「商社」15.9%(昨対比-2.0pt)と比較してもどちらも20%未満と
なっており「メーカー(生活関連:食品・住宅など)」の人気は
年々高まる一方である。

【問】現在の志望業界を全てお答え下さい(複数選択可)

回答 《昨対比》 選択肢
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40.0%《+6.2》メーカー(生活関連:食品・住宅など)
18.6%《-2.2》通信・情報・インターネット
15.9%《-2.0》商社
13.1%《+4.9》不動産
12.4%《-8.8》マスコミ(広告・新聞・出版・放送など)
12.4%《-8.8》メーカー(エレクトロニクス:機械・電子機器・自動車など)
11.7%《-2.4》人材・教育
11.0%《-2.0》コンサルティング(調査)
10.3%《+2.5》アミューズメント・レジャー
10.3%《-0.4》都市銀行/地方銀行/信用金庫
10.3%《-3.4》インフラ(鉄道・運輸・ガス・電力など)
10.3%《+4.0》その他
9.7%《-0.8》ホテル・旅行
9.7%《-5.6》メーカー(資源:鉄鋼・繊維など)
7.6%《-3.6》その他メーカー
6.9%《-3.1》生命保険/損害保険
4.8%《-0.7》医療・福祉
4.8%《-1.9》流通(百貨店・専門店・スーパー)
4.8%《-2.2》その他サービス
4.1%《-2.2》証券会社
3.4%《-1.0》レストラン・フード
2.8%《-4.3》その他金融
0.7%《-1.2》絞り込めていない
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│3│ 身に付けたいスキル「営業力・コミュニケーション力」が60.0%
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▼学生に対して、社会人になる前に身に付けておきたい知識やスキルについて
調査した。
結果は「営業力・コミュニケーション力」60.0%と1位となった。
次いで「語学力」43.4%、「基本的なPCスキル(Excel・PowerPoint等)」41.4%、
「クリティカルシンキング(論理的思考力)」37.9%が、それぞれ40%前後と
上位にくる結果となった。

【問】社会人になるにあたって身につけたいと思う知識・スキルを
   教えてください(複数選択)

回答 《昨対比》 選択肢
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60.0% 営業力・コミュニケーション力
43.4% 語学力
41.4% 基本的なPCスキル(Excel・PowerPoint等)
37.9% クリティカルシンキング(論理的思考力)
36.6% プレゼンテーションスキル
35.9% 企画力
31.0% リーダーシップやマネジメント力
27.6% データ分析・統計解析
27.6% マーケティング
25.5% 政治経済についての知識
24.1% 経理・財務に関する知識
19.3% プログラミング
17.2% AI・DX・IoT・メタバースなどのテクノロジーについての知識
12.4% デザイン力
0.7% その他
0.7% あてはまるものはない
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▽今回は2024年の12月アンケートの結果から「直近一ヶ月の就職活動」「志望企業の決定状況、人気の業界」を中心にピックアップした。就職活動の進捗状況を見ると、昨年度よりも選考に進んでいる学生が少し多い傾向であることが分かった。26卒はインターンシップのルールが変わって初めての年次ということもあり、インターンシップからそのまま採用選考へつながりやすくなったと考えることもできそうだ。(変更されたルールが正しく認識されていないということも言えそうだが・・・)

一方で志望する企業の決定状況をみると、まだ「絞り込めていない」層も30%いることも事実である。今回の結果をみると「明確に決まっている」「少し決まってきている」「まだこれから決める」の割合がそれぞれ30%前後と段階的に3層に分かれているように感じる。毎年「内定獲得時期が早まっている」と言われているが、それはあくまでも早期層の学生である。そちらばかりに注目しすぎる傾向は考えものだ。

これから本格的に就職活動と向き合っていく層も決して見逃してはならない。早期層は自分から積極的に情報を収集し動いていくが、これからの層は活動状況が見えにくい一面もある。こうした層に情報を届ける方法に苦慮することもあると思うが、情報会社としてこれからも積極的に発信していきたいと思う。
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■出典元(就職情報研究所)
【2026卒】学生アンケート調査【12月版】より
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株式会社文化放送キャリアパートナーズ
ブンナビ編集部

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